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令和6年度活動方針

TRY NOW

~共に楽しみ 共に挑み 共に創ろう 想(こころ)はひとつ~

 我が国の経済は、コロナ禍の3年を乗り越え、新たなステージに移行する状
況を迎えています。戦争や内紛を機とした燃料の高騰のなか、物価は想定以上
に上昇しました。国内の賃金水準は物価高に追いついてはおらず、投資意欲も
依然として力強さを欠いています。
 
 また、進行する人口減少と少子高齢化問題は、すでに労働力の減少に影響し
はじめており、生産性向上・供給力強化のための国内投資促進、デジタルトラ
ンスフォーメーションや新技術の開発支援などデジタル化が急速に進み、私た
ち事業者は例外なくこの大きな環境変化に対応しなければならない状況となっ
ています。
 
 しかし、こうした社会課題の解決に向けた取組みは、現在の経済状況を新た
な構造へと成長させるエンジンであり、裏返せばビジネスチャンスの到来と認
識することもできます。物価高や円安、賃金上昇要請など中小企業・小規模事
業者を取り巻く環境は甘くはありませんが、この逆境に立ち向かう行動こそ地
方経済を成長へと導く私たち青年経済人の義務であり、私たち自身を成長させ
てくれる糧となるはずです。
 
 今年度奈良YEGは「TRY NOW~共に楽しみ 共に挑み 共に創ろう
想(こころ)はひとつ~」をスローガンとして掲げました。成功を勝ち取るた
めには、目標の大小に関わらず試練に挑むことが必要です。時には高い壁に怯
んでしまうこともあるかもしれませんが、仲間と共に挑戦することの重要さを
考え、誰が欠けることもなく全メンバーで助けあい、盛り上げていきましょう。
奈良YEGは令和8年度全国大会開催という大きな目標があります。組織とし
てこれを成功に導くための活動も重要ですが、それ以上にメンバー一人ひとり
がなぜ入会したのか自分の想いを再認識し、目標を定め、志を同じくする仲間
として想(こころ)を寄せ合い、互いの人生をより輝かせることができる挑戦
を共にしてまいりましょう。
 
 また、今年度は、地域に寄り添う全体事業の「第13回なら奈良まつり」「第
6回地域未来プロジェクト~ならism~」、令和8年度全国大会の開催候補地
として結束を深めるため「全国大会・近畿ブロック大会」への参加促進と奈良
県青連が実施する「令和8年度全国大会開催候補地現地視察」の運営、奈良Y
EGのブランド力強化に繋げる「提言活動」及び「実施事業の発信」、組織力の
強化を図る「会員拡大」を中心に活動を行ってまいります。
加えて、令和元年度に作られた奈良YEG中期ビジョンに代わる新たな中期
ビジョンを策定いたします。今後5年間の組織の方針をより良いものへと導く
ための重要な活動であると考えております。

 今年度日本YEG吉川裕太会長は「YEG,BE NOBLE~我ら希望の
魁 共に前へ~」をスローガンに掲げ、“YEGは地域の魁たる存在であるため
に、私たち一人ひとりの想(こころ)にある未来への想いをYEGが育み、Y
EGを地域から愛される気高い存在に導いていく想いを集約する”とされてい
ます。今年度奈良YEGは、日本YEGへ池田章太君、岡田浩徳君、岡田充貴
君、南本勇輝君を輩出します。加えて近畿ブロックYEGの理事として奥西将
平君、専門委員として市ノ木山朋矩君、角谷昇英君、堂上皓史君、和田貴彬君
を輩出し、令和8年度日本YEG全国大会開催候補地である奈良YEGの存在
感をさらに示し、また会として出向者をしっかりバックアップしてまいりたい
と思います。

 最後になりますが、令和5年度中村会長及びYEG活動に携わっていただい
た皆様に感謝を申し上げます。「WE ARE 奈良YEG~伝統と誇りを胸に
変革への挑戦~」のスローガンのもと活動された意思をしっかりと引き継ぎ、
行政、親会、そして何よりメンバーの皆さまと共に、地域に愛される団体とし
て新しい挑戦にTRYしてまいります。大きな目標に向かうことを怖がらず、
共に楽しみ、共に挑み、共に創り上げ、同じ想(こころ)を持つ同志として切
磋琢磨・応援し合える奈良YEGを築きあげるため、まさに今、共に一歩踏み
出しましょう。メンバーの皆さま1年間どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年度 奈良商工会議所青年部 会長
犬伏 裕希

奈良商工会議所青年部 会長 プロフィール

氏名
犬伏 裕希
会社名
First Stage
YEG経歴
平成26年度 入会
平成31年度/令和元年度 理事(渉外委員長)
令和 2年度 理事(地域活性化委員長)
令和 3年度 専務理事
令和 4年度 副会長
       日本YEG組織活性化委員会
令和 5年度 代表理事
       奈良県連代表理事